都議会第1回定例会にて都議会立憲民主党を代表して質疑!【令和4年度予算審議】
掲載日:2022.03.28
東京都の令和四年度予算は7兆8010億円となり、過去最大となりました。都税収入は5兆8400億円となり、前年度比5900億円増となり、コロナ禍において大きな税収増となる見込みとなりました。
この財政状況の中、小池知事はじめ関係局長に対して、持ち時間34分間、38問の質問をぶつけました。
都議会での私の演説の中で、「都民の暮らしと人に着目をし、貧困や格差などの将来不安を解消してこそ、希望の持てる社会となる」と訴えました。しかし、現状でもコロナ禍でますます
厳しさを増す格差や貧困などの問題に十分対応できているとは言えません。
2016年12月に策定された「都民ファーストでつくる『新しい東京』」では、都内GDPを2020年までに120兆円、訪都外国人旅行者数を2500万人などとする「4つの挑戦」を掲げていましたが、その後、これらの総括はしっかりなされてはおりません。
私たちの求めに応じる形で、東京都が掲げる「4つの挑戦」の一つに、都民の「生活満足度」が掲げられましたが、これも51.1%と計画策定時より悪化しており、不満の理由も、経済的なものが最多です。
4年度予算案を見てみても、こうした都民の経済的不満、暮らしや生活に対する都民の満足度を向上させていく視点が希薄であると感じています。
来年度予算にはMy City Report(マイ シティ レポート)、市民投稿アプリの本格導入予算が計上されています。これは、都民から道路損傷の情報を受け付けるもので、対応状況等の経過も都民と共有できるものです。
これは、かねて私が提案してきた行政サービスのクラウド化、ガバメント2.0、すなわちアプリを通じた都民参画であり、効率化だけではなく、日頃行政との接点が少ない都民からの情報提供とそのレスポンス、さらには所管違いの情報を共有して仕事を進めるという、大変貴重な行革経験でもあります。
中野区では「なかのEYE」という形でスタートしております。h t t p s : / / w w w. c i t y. t o k y o – n a k a n o . l g . -jp/dept/102500/d026006.html東京都ではDX(デジタルトランスフォーメーション)戦略を進めています、DXそのものは重要ですが、DXをデジタル化、効率化に止めるのではなく、行政のあり方、質を変える行政改革ににつなげる取組みをもっと推進すべきと考えます。