閉会にあたり(原発都民条例について)

掲載日:2012.06.20


c

 

本日、東京都議会第二回定例会が閉会しました。
 
今定例会では原発の稼働に関する都民投票条例案が大きな議案でした。私は都民投票条例に大賛成であり、この姿勢は署名が集められた当時から変わっておりません。
 
都議会民主党は、原案の外国人に投票権を認める箇所や、16歳以上に投票権を認める箇所などを改めた修正案を提出しましたが、自民党、公明党が反対の姿勢を決めたため、昨日の総務委員会では委員長裁決で否決されました。
本日の本会議では原案の賛否のみが問われました。私は原案への賛否に対し起立、賛成票を投じました。結果としては反対が多数を占め、否決されたことは残念でなりません。
 
原案について、都議会民主党では党議拘束をかけない自主投票となり、外国人に投票権を認めることが、「外国人の参政権につながる」という意見や16歳以上に投票権を認めることに賛成できない人もいることから原案について議長を除く民主党議員49人中19人が反対に回ったようです。
私は、選挙権についてはもともと義務教育の終了する年齢で与えるべきと考えているため、16歳以上に投票を認める部分には異論はありません。しかし、外国人に参政権を与える議論については慎重な立場です。ですから原案からの削除が望ましいですが、修正案が否決された以上、32万人以上の都民の皆様の署名を重く受け止めた判断をしました。
 
今後、こうした動きには積極的に推進していきたいと思いますし、他の自治体で可決されるよう活動も続けていければと思っております。