定例会を終えて 幹事長談話を発表

掲載日:2023.03.25


令和5(2023)年3月24日

第1回定例会を終えて(談話)

東京都議会立憲民主党
幹事長西沢けいた(中野区)

本日、令和5年都議会第一回定例会が終了しました。

東京都議会立憲民主党は、知事提出の全議案に賛成、知事提出の第一号議案の修正動議
に賛成、その他の議員提出議案に反対しました。
東京都議会立憲民主党は、東京都総支部連合会で発表した共通政策「人からはじまる東
京再生。東京政策2023」で示した内容などを踏まえ、質疑を行ってきました。

また、子ども子育て支援について、東京都議会立憲民主党は、予算案に盛り込まれた東
京都版子ども手当=018サポート事業について、前向きに捉えてる一方で、他の子育て
支援策の所得制限撤廃には消極的、区市町村との意思疎通不足、給付対象である子どもへ
のメッセージも定まっていないなど、知事のパフォーマンスを優先したためか、施策の整
合性がとれていないことを指摘しました。

さらに、所得制限が残る私立学校の特別奨学金では、018サポート事業で、年間95
万円もの特別奨学金を失う可能性を明らかにし、子育て家庭が「罰」を受けることがない
よう、所得制限の撤廃を求めました。

小中学校、都立特別支援学校等の給食費の無償化について、予算特別委員会に編成替え
を求める動議を提出するなど取組みましたが、残念ながら否決されました。都としても学
校給食費の無償化に踏み出すよう強く求めるものです。

英語スピーキングテスト(E-SATJ)については、テスト自体は否定しませんが、
高校入試に活用する影響に鑑み、予算の修正動議に賛成しました。
2025年東京デフリンピック大会に向け、知事からは意欲ある答弁がありましたが、
各局の取組みについては、今後も奮起を期待したいと思います。
一方で、オリンピック汚職、談合事件は、都民、国民への背信行為であり、到底許され
ません。談合で大会経費がどれだけ膨らんだのか、第三者による調査機関を設置するなど、
徹底して調査するとともに説明責任を果たすよう強く求めます。

請願に関連して、東京都青少年健全育成条例の成年向けの図書類を「不健全図書」とす
る呼称は、社会的排除につながりかねないため、表現活動の自由を守る観点から、引き続
き条例改正に向け取り組んでいきます。
以上