都議会臨時会を終えて(談話)

掲載日:2021.08.20


本日の都議会臨時会が閉会され、都議会立憲民主党の幹事長として談話を発表いたしました。

 

令和3(2021)年8月20日

第2回臨時会を終えて(談話)

東京都議会立憲民主党

幹事長  西沢けいた

 

本日、第2回臨時会が終了しました。

 

東京都議会立憲民主党は、知事提出の全議案に賛成し、第156号議案「令和3年度東京都一般会計補正予算(第11号)」については修正動議を提案しました。

 

今臨時会では、知事が行った専決処分の承認が求められていましたが、私たちは、専決処分を行うのではなく、臨時議会を招集し、審議・議決を経ることを改めて知事に対して求めました。

知事からは、明確な答弁はありませんでしたが、地方自治法101条に基づく議員定数4分の1以上の者による臨時会の招集請求に至らずとも、今後の都政運営に当たっては、速やかに臨時会を招集するなどの対応が必要であると考えています。

 

私たちが提案した補正予算での修正動議は、若者を対象とした「新型コロナウイルスワクチン接種促進キャンペーン事業」10億円を削除するものです。

現在、若年層は大学や職域の接種、区市町村の接種を希望してもできない状況にあります。希望してもワクチンを打てないのに、キャンペーンに10億円も投じることは、到底理解できません。

そもそも、知事を初めとして、「若者が悪い」と、スケープゴートにするのはやめるべきで、もっと若者を信じるべきです。

修正案は、日本共産党、生活者ネットワークとの共同提案となり、その他、東京維新、グリーンの賛同を得ることができました。

なお、補正予算は、その大宗を感染拡大防止協力金が占めていることから賛成しました。

 

また、今臨時会では、新型コロナウイルス感染症対策とオリンピック・パラリンピック大会に関して、ふたつの特別委員会が設置されました。

コロナ対策の特別委員会については、この間、私たちが再三求めてきたものであり、ようやくの感もありますが、今後は、開かれた形で、各会派が知恵を出し合い、より効果の高い対策を迅速に講じられることを期待するものです。

オリンピック・パラリンピックの特別委員会について、私たちは、同大会は検証されて然るべきだと考えており、「検証」の文字を入れた特別委員会の設置を求めました。残念ながら、私たちの案は否決されましたが、私たちは、会派内に五輪検証PTを設置するなど、特別委員会の中でも、しっかりと検証を求めていきたいと考えています。

 

以上